飾り手の使命
それは生花祭壇の提供価値を高めることだと思っています。
(参照記事:あなたの中の最良の生花祭壇を!目指すのは提供価値の最大化)
葬儀単価の下落は今後も続くかもしれませんが、現場の肌感覚では、単価の下落に歯止めをかける商品としても生花祭壇への期待が高まっています。
期待に応えられなくても頭さえ下げとけばいいよ!っていうイージーな時代は終わりつつあります。
生花祭壇はその道のプロから直接学ぼう!しかも継続的に
結局これ!
その道のプロから直接学ぶ、継続して学ぶ
素朴な結論ですが、生花祭壇の技術力アップのためにできることで、最も確実で効果的な方法はこれしかありません。
その道のプロに教えを請うのがいちばんです。
ここからはその道のプロから継続して学ぶメリットを2つお伝えします。
1.正しい理解と正しい実践ができるようになる
過去に技術力の高い人から学んでも上手くいかなかったり、伸び悩んだままの人もいるかもしれません。
そういった人は学んだことを正しく理解していなかったり、正しく実践できていなかっただけ。
ココがポイント
決して能力がなかったわけではありません。
このことは「エビングハウスの忘却曲線」で説明できます。エビングハウスはドイツの心理学者で、最も大きな研究成果が世界的にも有名なこの忘却曲線です。
人は何かを学んだとき
- 20分後には覚えたことの42%を忘れる
- 1時間後には覚えたことの56%を忘れる
- 1日後には覚えたことの74%を忘れる
- 1週間後には覚えたことの77%を忘れる
- 1ヶ月後には覚えたことの79%を忘れる
さらに生花祭壇は「頭」以上に「手」と「目」にも覚えてもらう必要があります。学んだことがすぐに出来ないのは仕方がないのです。
圧倒的に技術力の高い人から継続して学べば、一緒に挿しながら「理解や実践の方向性」を修正してもらえます。
2.質の高いフィードバックが得られる
正しい理解と正しい実践をしていくには、学んだことを反復することが大切です。その際に欠かせないのがフィードバック。
フィードバックの目的
その道のプロとの違いを感じ「伸びしろ」をつくること
フィードバックしてもらうのは誰でもいいわけではありません。
技術力の高い人からのフィードバックには、その人が成長してきた背景やプロセスがちりばめられています。
ココがポイント
誰に言われるかでフィードバックの質は変わります。
技術力の高い人の背景やプロセスは樹木でいう「根」に当たります。
普段は目にすることのできない「根」の部分から学べるのは、揺るぎない技術を身につけるうえで大きなメリットです。
この記事のまとめ
生花祭壇の技術力アップのためにやるべきシンプルなこと
- 圧倒的に技術力の高い人から継続して学ぶこと
- 理由はそれ以上に効果的な方法がないから
- 圧倒的に技術力の高い人から継続して学ぶメリットは2つ
- 1つ目は正しい理解と正しい実践ができること
- 2つ目は質の高いフィードバックを得られること
技術がないと必要とされない時代。葬儀花の仕事で生花店さんが生き残っていくには、「生花祭壇に期待してもらって、期待に応える」のが最も有効な方法になりました。
世の中には「勝ち組」も「負け組」もいません。いるのはいつだって「やる組」と「やらない組」のどちらかです。
ただ生花祭壇でやるべきコトは明白です。